Scale your life

バンドをやりながら仕事もする。仕事をやりながらバンドもする。

バンドを円滑に運営するためにやっていること

はじめに

東京でバンドを組んでいます。 バンド活動はとても楽しいです。

ただ、バンドを運営する上で音楽以外にかかるコストは大きいです。 HPやSNSの運営、練習日の予定合わせ、お金やグッズの管理など日々発生するタスクをコンスタントに対応していかなければなりません。

上記のようなタスクを円滑に対応できないと、音楽に費やす時間を満足にとれません。 特にメンバー内でのコミュニケーションロスは、バンドの亀裂になっていきます。

知り合いと何人か話をしてみると皆同じような問題を抱えていました。

そこで、ここ数年間で培ったバンドの運営ノウハウを共有します。 バンドを運営する人たちにとって少しでも参考になれば幸いです。

役割分担

バンドを運営していくには音楽以外にやることが沢山あります。 1 人では回すには難しい量です。 以下のように僕のバンドでは、スキルに合わせて役割を分担しています。

  • Vo : デザイン、レコーディング
  • Gt(僕): マネジメント、HP・Twitter運営、メール対応
  • Ba : 会計、グッズ管理
  • Dr : 練習日調整、レコーディング補佐

役割を分担することで、責任の所在が明確になります。 役割を分担しないと、毎回"誰がやるのか"を決めるところから始めなければなりません。

「何で俺ばっかりやるんだ」と不満を漏らすメンバーがいるならすぐに分担したほうがいいです。 役割をある程度分担したほうが不要なストレスをバンドで抱えません。

運営費の徴収と管理

バンド活動にはお金がかかります。スタジオでの練習代やグッズ制作費はバカになりません。 しっかりしたCDを発売しようものならレコーディングから諸々含めて 10 万くらいはかかります。

僕のバンドでは、月にメンバーから 1 万円徴収しています。そこからバンドに関わるお金を捻出します。 余ったお金はバンドの予算として計上します。無茶なノルマのイベントに出演しなければ毎月幾らかは手元に残るはずです。 手元に残ったお金は、グッズ制作やレコーディングにかかる費用の足しにします。

お金の出どころを 1 つにすれば、お金の貸し借りが激減します。 月末に「お金がなくてスタジオ代キツい…。。」といった話もなくなります。

Googleカレンダーを共有して予定を 1 元管理

スタジオ練習やライブの予定をGoogleアカウントで同期しています。

誰かが予定を入れれば全員のカレンダーに反映されるので、バンド内での予定間違いがほぼ無くなります。

設定については以下のブログがわかりやすいと思います。 このやり方にすれば、メンバーが使っているカレンダーアプリに関わらずバンドの予定を共有できるので便利です。

iphone-mania.jp

hayakute.kantan-sakusaku.com

余談ですが、練習日も月初めに決めるようにしています。 練習日を固定にすると「次いつ入る?」から「次の練習までに何やってくる?」に変わってきます。

Slackを使ってコミュニケーションを整理

slack.com

Slackは複数人向けのコミュニケーションツールです。僕も会社で使っています。

バンドではLINEと平行してSlackも使っています。 LINEは気軽なコミュニケーションに最適ですが、話題が多いと話が右往左往してしまいます。 コミュニケーションロスも発生しやすいです。

Slackは複数のチャットルームを作ることができるので、複数の議題を平行して進めれます。

Slackを取り入れてからバンド内のコミュニケーションは相当円滑になりました。 議題毎に会話は整理され、大事な話が流れてしまうこともなくなりました。

雑談や緊急度の高い会話はLINE、腰を据える必要のある話題はSlackと使い方を分けています。

Slackは英語のツールです。最初は少しハードルを高く感じるかもしれません。 それでもわかりやすいツールなのですぐに使いこなせるようになります。

事実、メンバーのうち 2 人はITリテラシが高くないが問題なく利用できています。 f:id:enpipi:20160528145036p:plain

それでも英語であることのハードルが高いようでしたら、サイボウズLiveGoogle Spacesでも代替が効くかもしれません。

終わりに

いかがだったでしょうか。 他にもタスクが多い時はTrelloを使い、年間スケジュールにはInstaganttを使用しています。 こちらはまだ運用が安定していないのでもう少し続けてから記事にできればと思います。

バンドはチームです。偉大なプロダクトは偉大なチームから生まれます。 運営が円滑になれば、メンバー全員が音楽に集中できるようになります。 そうすればより良い音楽を生み出せるようになります。

大事なことに時間を割くために、ストレスを生まない仕組みを取り入れて円滑なバンド運営をして貰えたら嬉しいです。

勿論、これが最適解だとは思っていません。もし他にも有効な手段があれば、ぜひ教えていただきたいです。